「タスク・プライオリティ管理、緊急対応への打開策の対応ができるようになった!」

某・制作会社勤務/ディレクター職/2年目

・社内が多忙なため、上司やメンバーにわざわざ時間を取ってもらうのにためらってこれまで聞きづらかったことが時間の余裕を持って聞けたので良かった。

・自分の弱みに対して具体的に何をしていけばいいのか整理することができてアクションに繋げられた。

・もっと詳細な相談をさせていただいて、悩みの解決に向けた解像度を高めたいと思った。

・メンタリングで一番勉強になったことは社内の視点だけでなく、一般的なディレクターとしての視点を得ることができたこと。また、ディレクターとしての職務内容や考え方を知ることができたのが良かった。

MENTOR+前後の課題と結果

ASISAFTER
【弱みの自己分析1】
各案件に対してどのように進めるのが最適なのかを考えるのが苦手。

【弱みの自己分析2】
タスクが重なったり、急ぎの対応が発生すると焦りやすい(目の前ことだけやる行動になる)。

【弱みの自己分析3】
Web 制作に関する知識はエンジニア要素の内容は苦手

【強みの自己分析1】
・わからないところわかったふりにせずに理解しようと行動をする。

【強みの自己分析2】
・相手が嫌な気持ちにならないように、良い雰囲気を保つようにコミュニケーションを取るところ。

【他己分析1】
・案件に対しての責任感は強く持っている。悩みながらも案件を終わるまで責任を持って進めている。

【他己分析2】
・テキストコミュニケーションが苦手。

【他己分析3】
・進め方の整理は苦手だと思う。

・どのように合意を取っていくか、どこで誰と話をするといいかというところの整理が難しそうで、メンバーを巻き込み過ぎたり、出戻りが多くなったりという場面はありそう。

【追加課題1】
メンバーに見せる社内スケジュールと、先方提出のスケジュールに差をつけて管理していきたいです。

【追加課題2】
プロジェクト案件の理解は、どのレベルまで把握すると良いでしょうか。全部理解するには難しいと感じる分野があります。
例:化学関連の話など。
・課題に対してやってみることが見えた

・想定アクションはすぐにできそうな内容だったので、やり方を変えることで一部の施策は打てた

・「知らないことは経験して蓄積していくしかない」と第三者視点で言われたことで腹落ちした

・クライアント対応の相談は、メンターからの提案が会社方針と合わない部分もありそうだな、と感じたのも短期的な成長の表れなのかもしれないと思った

メンターからのアドバイス

・プロジェクト開始時に確認事項をまとめておく

・誰に確認するのか区分けして、確認を取り、適宜修正する

・クライアントの承認フローを確認し、スケジュールに落とし込む(担当者確認/課長〜役員など)

・作業工数は予めAパターン/Bパターンを想定して作業者に確認

・自分なりに答えを考え、その認識で合っているかを上長に質問(人任せの質問にならないように)

・書類は自分で目を通して、不明点・疑問点をチェックして上長に相談

・急ぎの際の対応については社内MTGで議題に上げる(問題提起)

【追加】

・先方の指示をそのままコピペし、それに補足する形で関係各位に確認をとる

・複雑な指示や戻りは、一度生成AIに要点をまとめさせる(専用のプロンプトを用意しておく)

・クライアントの事情はコントロールがしづらいので、遅れ・変更を想定して準備しておく

・遅れ、大幅な変更はスケジュールがズレる、追加費用になる等、先に釘を刺しておく

・戻りが集中しそうなときは、クライアントにこの日時は別件があって作業者が確保できないことを伝える

・社内事情で残業できないことをクライアントに伝える

・よくある事例などは社内共有してもらえないか?(勉強会をしている会社もある)

・自分に合ったノウハウを蓄積する方法を考える

・ディレクター間で共有できる場、環境を作る

・強みはそのまま伸ばしていくほうが良い

・ただし、いつまでもわからない状態が続くのは良くないので、上記のACTIONでクリアしていきたい

・先輩とのコミュニケーション術を磨いていく

例)「すみません!私の説明が不足していました」

  「ごめんなさい、補足させてください」

  「〜〜という認識で良かったですか?違っていたらご指摘ください」

・クライアント向けと社内向けのスケジュールを分けるのは有効

 (クライアント向けスケに社内の細かい進行を追記する)

・遅れの問題はデザイナー、エンジニアのチーム内で解決してもらう

・ディレクターとして社内向けにできることは1〜2日前のリマインド または指示書や指示出しに改善点があるかヒアリング

・経験の浅いデザイナー、エンジニアには、遅れそうな時、クオリティが低いときなど、早めに上長へ相談するよう促す(本人が動かないときはディレクターが直接チームマネージャーへ相談してもいい)

・メンバーに「遅延」はNGという意識を高める(不良品の納品と同じ感覚)

・新人ディレクターにベテランのデザイナー、エンジニアをアサインして勉強する機会も必要?

・ディレクターは広く浅く知っておくのが良い(特定分野の専門家ではないので)

・競合他社のサイトを調査して参考にする(他社がどのように訴求しているのかをチェック)

・生成AIに情報を送ってそれをもとに「こういう認識で合ってますか?」と営業さんに聞く(なるべく手を煩わせないようにYES/NOで答えやすく)

<参考>

Webディレクターに求められるスキルと知識

■チームの効率化を最大限にするスキル

 – コミュニケーションスキル(クライアント・スタッフ間の円滑な橋渡し)

 – マネジメントスキル(プロジェクトをまとめる能力、スタッフ選定、業務効率化など)

 – リーダーシップ(適切な指示と判断、方向性の提示、問題改善、協力体制の構築など)

 – ヒアリング能力(クライアントから課題・要望、スタッフから意見を聞き出し具体化する)

■進行や予算などの管理能力

 – 進行管理(ワークフロー策定、スケジュール作成、進捗管理、納期設定など)

 – 予算管理(見積作成、工数管理、外注管理など)

■企画の立案や提案をできる能力

 – プレゼンテーションスキル(クライアントへの提案・説明、社内への共有など)

 – 企画立案能力(課題に対する施策を企画し、具体的なアクションへ落とし込む)

 – 各種ドキュメントの作成スキル(提案、進行、確認、指示などの書類作成)

 – 情報収集能力(業種業界、IT/WEB、マーケティング関連の情報収集)

■Web制作に関する知識

 – 情報設計に関する知識(サイト構造、ワイヤーフレーム作成、UI/UX向上)

 – Webデザインに関する知識(デザインの基礎、デザイナーへの指示、トレンド)

 – コーディング・プログラミングに関する知識(HTML/CSS/JSの基礎、システムの機能)

 →専門知識を身につけるより「できる/できない」の判断ができるレベルで知る

 – Webマーケティングに関する知識(WebサイトのCVを意識した発想、SEO、SNS連携など)

 – Webライティングスキル(SEO起点のテーマ設定、ライティングの基礎)

 →自身でライティングするというより、支給原稿の判断やライターへの指示出し、ページ全体での整合性、効果があるかどうかの判断を行う編集者的な位置づけ

・仮原稿で配置したページをお客様へ提示していたかどうか?

 (レイアウトを見せてそれに合わせて原稿を準備してもらう)

・お客様がレイアウトを無視した原稿を提示してきた場合は、再支給・スケジュール延期か、間に合う形で(準備中など表記)して一旦公開?

・仮原稿でのレイアウトから本原稿に合わせたレイアウトに調整するのは、どれぐらいの難易度かによる(ディレクターの判断とデザイナーの対応力)

・原稿作成を肩代わりする方法もあるが追加予算がもらえることが前提

※すでに公開済みであれば実物を確認したいです。

◎ディレクターは大きく進行・品質・予算・成果の管理を行う立場。予算範囲内で最大限の成果が出るように努力し、遅れがないように進め、クライアントが納得いく品質を担保するが、スケジュールが守られなかったり、予算が十分に満たされない場合は、割り切った対応も必要になってくる。

・ディレクター双方で話し合い、役割分担を明確にする

・進行管理と品質管理(内容の確認・チェック)で分けるか、主担当を決めて手が回らない時に副担当が対応する形が多い

・Webサイトのページが多い場合は領域で分けるのもあり。

・両者が別の案件を抱えている場合は、フェーズで分けるケースもあり、その場合は要件定義>WF設計までと、デザイン>テストアップ以降で分ける