こんにちは。助田です。
レバテックさんの記事にもある通り、ここ数年、日本国内のIT・Web業界では、業務委託人材の単価が上昇傾向にありますよね。
☑【2024】エンジニアの職種別単価ランキング&推移!1位はITコンサル
☑【最新】エンジニア派遣の単価相場は?SESの料金やそのほかの採用手法も解説
周辺のSES界隈でも体感する機会があって、例えば30代中盤のPM職(ディレクターからPM職にキャリチェン組)に数年ぶりの連絡を取って新しい案件の相談をしたところ、経歴も増えている一方で、単価70円/月額だった金額が85万まで上昇していて、エンドの単価を考えると、仲介としてマージンの調整が難しくなってしまった・・など日常あるあるの光景です。
一方でこれまで業務委託中心にチーム構成していた超大手事業会社も、SESの人員を段階的に減らしているという噂も耳にするなど企業、人材共に流動的な状況もあるのかなと思っています。
業務委託の費用ってなんでこんなに高いの?
先日、某・受託系ベンチャー企業を経営する知り合いと話をする機会があって、こんな会話がありました。
・おかげさまで新規クライアント開拓も順調で、案件相談の依頼が増えている
・ディレクター職が足りなかったので業務委託の企業と打ち合わせをしたが単価の高さに驚いた!
・自社の基準でいくとスキル見合いでマッチせず費用捻出が難しいため、採用・教育に予算を振る方向で考えている
・が、採用も難易度が上がり、自社メンバーも忙しく思ったように時間が避けない・・
案件の取りこぼしはなるべくしたくない、が、中途半端に商流に絡んで他制作会社に丸投げして、もしクリティカルな事故だったり、クオリティ不足の納品をしてしまっては受注する意味がない。という深めなお悩みでした。
SESの発注企業がクライアントワークの場合、フルタイム160時間/月額という契約がPJの収益的にも重く、費用調整が難しい面もありますし、案件の状況では逆にSES人員の時間を持て余してしまうことも多々あるため、状況に応じた柔軟性が必要になってきます。
短期施策として
・フルタイム160時間/月額のみではなく、稼働時間の融通が利く提案が可能なSES会社を探す
・自社メンバーの稼働調整を行って、再度、適材適所のアサインを検討する
中長期施策として
・まだ経験が足りない自社メンバー個々の生産性を上げていくことを考える
・採用、教育のリソースを外部に助けてもらう
的なアドバイスを行いました。
社内でなんとかなりそうな課題もお金をかけて時間をショートカットするのが外部を使う理由なので、状況に応じて選択肢を広げておくことをオススメしておきます!