企業は欲しいけど個人は欲しくない「マネジメント」のポジション

こんにちは。助田です。

今日は MENTOR+の活用提案 ということでポストさせていただきます。

今日のテーマは、ちょっと立ち止まって考えてみたい、「企業が欲するマネジメント」と、それに正直「いやいや…」と感じているかもしれない「個人の本音」という、ちょっとだけデリケートな現実についてです。

ここ数ヶ月、懐かしのメンバーいろいろと居酒屋で情報交換させてもらったのですが、20代から時が経って今や30代中盤に差し掛かる人間たちで、それぞれのキャリアで悩んでいることも変わってきたようです。

特に共通している点として、本当はプレイヤーとしてガンガン成果を出して、スキルも実績ももっと伸ばしたい!と個人の力で評価されたいと思っている一方で、会社からはチームやメンバーの面倒を見る「マネジメント」という役割を任されていて、結果的に転職をしたとか、プレイヤーに戻ったとか、戻りたいとか、マネジメントとプレイヤーのポジショニングでの悩みが多いこと。

企業にはマネジメントが必要な時期が来る

企業側からすると、もちろんチームのパフォーマンスを最大化するために、メンバーを育て、組織をまとめ上げるマネジメント人材は非常に重要です。というか一定規模以上になるとほぼ必須ですね。

収益が好調でもっと高く、もっと早くトップラインを伸ばしたいときは、やはり人手が必要なので、業務委託だけではなく正社員として雇用するという選択肢は必要な時期が来ますし、人が増えれば経営者層も階層を作って機能を管理しやすくしたいのは当然のこと。

が、日々の業務に追われる中で、従業員のメンバーひとりひとりへのフォローアップが不十分になってしまい、「メンバーがなかなか育たない」、「せっかく採用できたのに離職するメンバーも増えている」といったチームビルディングに関する悩みを抱えている企業が多いのは言うまでもなく、リーダー職やマネジメント職には、メンバーのコンディションチェックから育成、組織課題の解決など、幅広い役割までうまくやってほしいと「銀の弾丸」を期待してしまうのは当然です。

企業には必要でも必要ではない個人がいる

一方で、こうした企業の期待とは裏腹に、現場でマネジメントを担う個人の中には、複雑な思いを抱えているメンバー。御社にいませんか?

「プレイヤーとしてもっとスキルを磨きたいのに、マネジメント業務に時間が取られる」

「マネジメントって具体的に何をすれば評価されるのか分かりづらい」

「正直、メンバーの課題を聞くより、自分の専門分野で成果を出している時の方が楽しいし、評価されたい気持ちが強い」

と、マネジメントに期待している企業には耳が痛いと感じている方もいるかもしれません。

特に30代でこれまでプレイヤーとして高い評価を得てきた方ほど、マネジメントという新しい役割に戸惑ったり、自分の強みを発揮できていないように感じたりするかもしれませんし、それが故に期待のプレイヤーに転職されてしまってはただの損失。

なぜ、企業が求める「マネジメント」が、個人の本音では「いやいや」「面倒」と感じられてしまうことがあるのでしょうか?

前述したようにマネジメントではなくプレイヤーとしてのスキル・実績を伸ばしたいから、ということもありますが、そもそもマネジメントそのものの難しさ。ってあると思います。

特に20代が多く所属する企業など、メンバーの多様な個性や状況に合わせたフォロー、建設的なフィードバック、チーム全体のモチベーション維持など、求められるスキルは多岐にわたります。また、プレイヤーとしての明確な成果とは異なり、マネジメントの成果は目に見えにくく、評価基準も曖昧に感じられることがあります。

さらに、社内での相談しづらさも大きな要因です。

例えば、マネジメント経験がまだ浅いリーダーの方々は、「こんなこと上司に聞いたら経験不足だと思われる??」「自分で解決しろと言われそう」といった遠慮から、悩みを抱え込んでしまうことがあります。

メンバーからの相談を受ける立場なのに、自分自身のマネジメントの悩みや、プレイヤーとしてのキャリアへの葛藤を誰に相談すれば良いか分からない…そんな状況に陥りがちです。社内ではどうしても利害関係が発生してしまうため、本音ベースでフラットに相談できる相手を見つけるのは難しいのが現実のようです。

適切なナレッジや、経験に基づいた具体的なアドバイスを得られる機会も限られているかもしれません。現場で悩みを相談しても、「知識不足だから勉強して、もっと経験積んでね」という、ある意味正論だけど具体的な解決策が見えにくいアドバイスで終わってしまうケースも少なくないようです。

企業から求められるマネジメントという役割と、個人として本当は追求したいプレイヤーとしてのキャリア、その間で悩むの人は、決して少なくありません。むしろ多くの30代が経験する、成長の過程でぶつかる壁の一つなので、企業も個人も一緒に乗り越えられると一つステージが上がって、違った景色が見えるのではないか?と思います。

こんな環境にもMENTOR+をうまく活用してくれれば解決のアクションはできるんじゃないかと思っています。経験豊富なメンターが寄り添ってサポートしますので、30代のプレイングマネージャーの悩みと本音に向き合い、大変で面倒なマネジメントのサポートが可能になったら素敵ですね。

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